おじさんの一本 サイドマン スターを輝かせた男たち
いつかこういう映画は出てくると思っていたが、日本で公開されるとは思わなかった。
楽器屋に向かう際にたまたま見つけたが、
見逃すところであった。あぶねー。
伝説的スター、マディ・ウォーターズとハウリン・ウルフ。
ステージ上にはいつも、彼らを照らし続ける男たちの存在があった。
このコピーだけでシビれる。
俗に言うシカゴブルースでバックを担当した男たちのドキュメンタリーである。
劇場に入ると観客は20名ぐらいだろうか、
空席が目立つ。
パイントップパーキンズ登場。
20年前に新宿ブルースカーニバルで生演奏を
観た。当時もお爺さんであったが杖をつきながらピアノの前に座る。
ヨロヨロなお爺さんだが、ゴリゴリのブルースピアノを弾くのでビックリ。
恐るべし。
次はウィリースミス。
後期のマディウォターズバンドのリズムを支えた名ドラマーだ。
アタックの強いタイトな音でバンドをまとめていた。
最後にヒューバートサムリン。
ハウリンウルフのバックを務めた名ギタリスト。映画でも描かれていだが、フロントに出ないのでイマイチマイナーだ。
この人はもっと評価されていいと思う。
三人とも普通のお爺さんでスター性はない。
映画でも普通っぷりが淡々と描かれている。
いいドキュメンタリー映画。
シカゴブルースを聴きたくなった。